『その日−August 6−』

こんなことになると思ったよ、という演奏。
演奏の水準はまあ高い。指揮者の音に対する感覚も特異なものがあるのだと思う。
この演奏で、「苦しみという名で呼ぶことすらできぬ苦しみ」はだれのものだったか。苦しみに共感しようがない、ということが大事なはずだと思うのだが、演奏者は苦しもうとしていなかったか。