2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『伝説』

楽譜が出版されて間もない頃に、譜面を眺めて購入を決めた。別に楽譜を見るだけで音が想像できるような能力はないから、単なる直感だった。 高らかに語り上げるような詩ではなく、語りの扱いはおそらく非常に難しい。東混の演奏会で聴いたときにはマイクを使…

三善晃の曲を聴くときに

「鬼気迫る度評価」みたいになってしまうのもほどほどに、と思うようになった。

『詩の歌』

初めて聴いたときには、聴きやすいがあまりぱっとしない曲という印象だった。あと合唱やってるとありがちだが歌うのに難しいのと聴くのに難しいのを混同してしまうとか。『嫁ぐ娘に』で変な聴き方をしていたら妙に和音の配置に意識が向くようになった。 その…

『嫁ぐ娘に』は苦手とか書こうと思って何度か聴いていたら

最後の最後、「ことなく」の後の所にはまってしまった。 それはともかく、この曲の詩は苦手だ。「さよなら〜」とか盛り上がったところで、「嫁ぐ娘の娘が聴きにまいります」(CD『かなしみいついて』の解説より)とか読んでしまい、ちょっとしらけた気分に…

「死者」とか言っちゃうのは

かっこわるい、というか、柄でないな。

プーランクの『Messe en Sol majeur』

クリスマス気分を盛り上げるために何を聴こうか、と思い、プーランクがいいかな、とCDをかけてみた。 いつの間にか、ミサは4種類のCDを持っていた。クリモテは2種類。以前は近所の図書館にロバート・ショウのCDがあって、好きな演奏だったのだが、だ…

「三部作」のこと

『レクイエム』から『詩篇』までにずいぶん年数がかかった、と思ったことがあったが、このように見るのは間違いで、三善晃は多分『レクイエム』を三部作の第一曲として作曲した訳ではない。この一曲、という思いをもっていたはず。『レクイエム』は死者から…