2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

三善晃の『空に小鳥がいなくなった日』について(1)

三善晃の『空に小鳥がいなくなった日』は、ここまで聴いてきた4曲とは違った感触の音楽になっている。詩の世の中に対する批判性が、林光では荒野に踏み出すような厳しさとなり、平吉毅州、松下耕、信長貴富の3つの合唱曲では三様の絶望の未来として描かれる…