2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『三善晃 交響四部作』

21日にタワーレコードで購入。 2,000円で4曲40分一枚なら試しに買ってみようと思う人もあるかもしれないが、4,000円で4曲、40分そこそこ(×2)というのは、普通なら手が伸びない。すごい出し方をしたものだ。 「無言の風景」と題された三善の短文は…

『四部作』のCDが出るらしい

日本伝統文化振興財団から、三善晃の四部作のCDが出る。東京交響楽団と大阪フィルハーモニー交響楽団の2種類の音源を2枚組で、というちょっと変わった形らしい。

『焉歌・波摘み』

子守歌を甘さとして聴いてしまう時もあったが、最近は違うように思えてきた。『ぼく』よりも後の曲と思うとそれなりの見方があるだろう、という気がした。 多分、海に沈んで死ぬ、ということを真剣に死の間際まで想像したときに、本当に子守歌が聞こえてしま…

『「Opus」による5つの断章』(篠田昌伸)

CD『これが俺達の音楽だ』に収録された3曲の中では一番好きなのだが、このCDの演奏はあまりいいと思わなかった。他の2曲も含めて、どういう曲というつもりもなく歌われてしまったように感じる。 70年代とかの曲のように鳴った音をそのまま飲み込ませ…

『地球へのバラード』の音型とか音程とか

散漫なまま『響紋』からは離れて、多分まぬけな話。一時期、日本の合唱団の演奏を聴くのがいやだったことがあって、やや器楽曲を聴くことが多くなった。曲の解説で、この音程がこの動機が展開が発展が云々というようなものを多く読んだように思う。音楽の聴…