『動物詩集』

なぜかそれほど好きではない曲。好きになろうとして一時期かなり繰り返し聴いたのだが。
完成までの経緯がなにやら複雑だ。まず『ゴリラのジジ』が女声合唱曲として単独で作曲されて、1978年に初演されているらしい。『動物詩集』としては1983年、混声で初演され、女声合唱版は翌年の初演となっている。
聴いた感じとしても、『小猫のピッチ』と『ひとこぶらくだのブルース』は混声合唱として納得できるが、『ゴリラのジジ』の男声はリズムの上で居所を失って拍をたたくばかりの印象だ。女声の『小猫のピッチ』『ひとこぶらくだのブルース』はどうなっているのだろう。
CD『海』他、栗山文昭の指導する合唱団の演奏ばかり持っているが、最近は『ひとこぶらくだのブルース』の歌い回しに飽きてきた。