『交聲詩曲 波』は雑な作りに聞こえる部分もある

表情のはっきりしたブロックが結構強引に接続されている感じがする。これを演奏でどうにかするのは大変そうで、『三善晃の音楽Ⅲ』は何とかしていたがその分各部分の表現はまだ何かができそうに思えた。
多分「遠くの眼の遠く」で言う「遠く」という感覚が重要で、その感覚は声によって表現できるだろう。個人的に夢想すると、豊中混声合唱団による高田三郎作品にいくらか似た感触の演奏になる。