『レクイエム』は他の作品とはやっぱり違う

また三善の『レクイエム』を聴いている。
楽器と言葉のそれぞれが存在感を持ち、それを統御するような視点をもたない、多頭の怪物のような曲だ。これに比べると三善の他のオーケストラ作品はすっきりしたものだと思う。