2023年5月3日(水)16:00開演
青山学院大学グリーンハーモニー合唱団
- The Shepherd's Carol (Bob Chilcott 作曲)
- Home Sweet Home (Henry BISHOP作曲 Bob Chilcott 編曲)
- Aka-Tonbo (山田耕筰 作曲 Bob Chilcott 編曲)
- The Isle Full OF Noises (Bob Chilcott 作曲)
- Dance in the Street (Bob Chilcott 作曲)
法政大学アカデミー合唱団
- 無伴奏合唱のための二つの「理由」(三宅悠太 作曲)
東京大学柏葉会合唱団
- 恋唄・空
- 風よ静かにかの岸へ
「Jesu,meine Freude BMV227」(J.S.Bach 作曲)より抜粋
- Joshua fit the battle of Jericho (John Rutter 編曲)
- Camptown Races (Stephen C. Foster 作曲 Gwyn Arch 編曲)
- Nobody knows the trouble I've seen (Chilcott Bob 編曲)
- I've Been Workin' on the Railroad (Earlene Rentz 編曲)
- Ev’ry time I feel the Spirit (Chilcott Bob 編曲)
合同ステージ
困難な時期を乗り越え、傷も深いが、ともあれここまで辿り着いたことに感慨を覚える。柏葉会は中でも信長貴富の曲集をこなし切るだけの規模を維持しており、法政アカデミー、早混、明治は人数の少なくなった中でも各団の特色を表現して見せていた。青山については、実は今回くらいの人数の時期もあったという意味で以前と変わらない印象があった。事情を知らないが、慶應の楽友会は活動停止のため不参加だった。
法政アカデミーと柏葉会は曲集を一つ纏め上げてステージに上げ、早混も部分的とはいえバッハを取り上げて団の個性を示したものの、個別ステージの選曲はどうしても状況の分を値引かなければ評価しづらいものだったが、合同演奏は三善晃の『交聲詩 海』と『であい』の2曲を演奏するという質量ともに大変な内容だった。演奏も立派なもので、この2曲を合同演奏で、雨森文也の指揮で、というのは素晴らしい体験だったのではないかと思う。