耕友会による『鳥のために』

CD『光をまもるために 耕友会コンサート Vol.5』を購入。『鳥のために』から聴いているが、やっかいな曲という感じがする。
第1ステージであることや録音の問題などについて留保は必要なのだが、どのように演奏すればいいかよく分からないか、迷っているかしているように思った。自分で書いた和音なんだからばちっと鳴らしてしまえばいいのに、と思うのだが、そうできない感じというのもある。たとえば『手紙』の「夜の兆しに満ちた〜あなたの声がするけれど」の部分は非常にいい感じの和音が続くのだが、それをいい感じに鳴らして、それを聴いて「ああ、いいな」と思ったとして、それはこの詩と曲にとって何? ということを思う。するとこういう演奏になるしかないのか、と。