『夜と谺』の「怖い」印象は何だったのか

楽譜を見てみると、「夜が真昼」の所は長三和音の平行移動が多用されている。あのぎらついた響きは、一つにはこの音の使い方によるのだろう。
ところで、演奏会当日に購入したPVDのCDを聴いてみたが、『宇宙への手紙』の演奏には当日の『夜と谺』に似た感触があった。藤井宏樹には何か特別な方法論でもあるのだろうか。