『五つの願い』

過去の曲と前に書いた『五つの願い』だが、『春だから』と『空に小鳥がいなくなった日』は思いがけない音が鳴って楽しい。
一方で、やっぱりこの詩は古くさいかな、という印象は変わらない。「電話」と「忘れた歌」というつなぎ方はもう無意味だし、「みんながまんできたのに」の「みんな」として希釈できない問題があることも当然。
楽譜の前書(CD「木とともに 人とともに」に転載されている)と読み比べると、つまり「80年代の50代」という感じなのだな、と。特に子どもへの視線にそういう感じがある。