『変化嘆詠』

この曲については、長い間よくわからない感じがしていた。ナレーション的な部分の長さや村でのやり取りと変化たちの歌の部分がはっきり分かれていることや、楽器の音の意味合いのような部分などが、まとまりがつかない気がしていた。
この間ふと、楽器の音が怪談の背景音のように聞こえて、そこからすっかり腑に落ちたように思えた。怪奇譚であることを合唱であることや音楽であることよりも前に置いて聴いたとき、逆に音楽として納得がいくようだった。