『四季に』

1966年の曲。CD『三善晃「レクイエム」』でようやくいつでも聞けるようになった。
楽譜を見てもどう思っていいやら、という感じだったが、わりと普通にきれいな曲と思って聴いている。つま先立ちするような緊張感がいいのだけれども、こういう感覚がすでに古くさいのだろう。
以前に東京混声合唱団のコンサートで聴いたときは、やはり訳が分からなかった、というか合唱団の方も分かってなさそうな歌いぶりだった。不安げに歌われると休符の間とか一音だけ残った緊張感とかが立ち消えになってしまうのだ。