『焉歌・波摘み』

子守歌を甘さとして聴いてしまう時もあったが、最近は違うように思えてきた。『ぼく』よりも後の曲と思うとそれなりの見方があるだろう、という気がした。
多分、海に沈んで死ぬ、ということを真剣に死の間際まで想像したときに、本当に子守歌が聞こえてしまったのではないか。