『「Opus」による5つの断章』(篠田昌伸)

CD『これが俺達の音楽だ』に収録された3曲の中では一番好きなのだが、このCDの演奏はあまりいいと思わなかった。他の2曲も含めて、どういう曲というつもりもなく歌われてしまったように感じる。
70年代とかの曲のように鳴った音をそのまま飲み込ませるように歌うか、それとも詩がそうであるようにもっと露骨な表現をしてしまうか、どちらかだろうと思った。「くちうつしでおしえて」とか、ものすごく浮ついた声で歌われた演奏が聴きたい。