『愛の歌』のことを少し

『愛の歌』で検索するとブラームスの方が普通に並ぶけれども、ここでは三善晃の曲。
自分にとってはかなり聴くのが難しい。90年代には『伝説』のような難曲も書いているが、『愛の歌』のほうが聴いて分かりにくい曲のように思う。
詩は結構シンプルな形式で、内容も割と身近なことを言っているようだけれども、音楽は非常に大きくて複雑。詩の内容がダイジェストしすぎなせいか、とか、この詩を「みんなで歌う」というのが複雑な仕掛けを必要としたのか。
カメラータ・トウキョウのCDの演奏は何となく未整理な感じがある。もっと行き届いた演奏なら印象が変わるだろうか。