「光の魚が」とかの

『虹とリンゴ』第1曲『原初』の「光の魚が」「影の鳥が」、また第3曲の「美しいシャボン玉」で用いられている、特定の音型を繰り返しながら各人でずらしていきクラスターに至る、という方法は、以前にも『愛の歌』で使用されている。
確信があるということではないが、このとき、個々人がきちんと自身の歌を主張することが期待されていると思う。
多分、「光の魚が」「影の鳥が」は聴く人の感覚を埋め尽くすようななにかがあるべきなのではないかと思うし、シャボン玉は一つ一つが美しいのであってたくさんのシャボン玉を集合的に見て美しいということはなさそう。