『小さな目』と『子どもの季節』

何でも三善晃の創作史に結び付けるのも悪い趣味とは思いつつ。

『小さな目』が1963年、『子どもの季節』が1965年と、子供の詩による曲が比較的早い時期に作られて、ざっと見たところではその後にはこうした曲は無い。また、この2曲についてもスタンスの違いがあるということを楽譜で作曲者が語っている。この辺りのことは、

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これを書きながら何となく納得がいくように思えてきた。

この2曲を軸に、「子供」というテーマでプログラムを組んだら、という想像をしてみる。昨年のトウキョウ・カンタートのような形で考えるなら男声・女声・児童合唱を含めたいから童声合唱の『かみさまへのてがみ』は入れたい、とか、男声は曲数が少ないからかろうじて『五つのルフラン』が入るか、とか考えるのはちょっと楽しい遊びではある。