2008-11-24から1日間の記事一覧

『原初』から『縄文土偶』

『虹とリンゴ』の『原初』は「夢」という言葉から始まる。で、『ふるさと』(『縄文土偶』)で「夢の断崖」という言葉が出てくるので、この二つの「夢」をつないでみるのはそれだけなら単なる思いつきだが、「宇宙は目覚めようとしているのです」という詩句…

『水たまり』(髙田三郎『水のいのち』)

昨年聴く機会があったのだが、「わたしたちの深さ〜泥のまどい」のあたりで、怒ったような演奏をされて、「何で怒られなければならんのか」と思った。 結構不愉快な演奏が多い。「ドロドロなのはあんた方だけでしょ」と言ってしまいたくなる。 それはそれと…

『魁響の譜』

非常に字面がごついので、どれほど怪物的な音楽なのかと思っていたが、そのような曲でもない。 開館記念の作品ということで、開館以後ホールで行われるあらゆる活動に向けて、序曲のようなものを作ろうとしたのだと思う。対象が限定のないものであるために出…