トウキョウ・カンタートで鷹羽弘晃が

『ブルレスカ』の紹介をした(演奏もあった。ピアノを弾いていた)のだけれども、そこで「戦争を知らない」云々、とか言っていた。
それが何で気になったか、と思うに、その少し前に買った『鳥のために』の楽譜で松下耕が「戦争を知らない私には」云々と、やはり書いてあったためだった。
そういうことを言うもんじゃないと思う。それって「シリアスぶってるけどじつはこれ自分の問題意識じゃないんだよね」ってことじゃないの? と、思う。
合唱が、世の中の問題に対して、それを扱うようなふりをしながら逆に遠ざけてしまうようなはたらきをするように感じることがあって、こういう発言もその一環のように見える。