『沈黙の名』(『地球へのバラード』の2曲目)

いつ聴いても奇妙に引き込まれてしまう曲。
時間の感覚が狂う。「夏よ 娘たちに教えるがよい」のあたりからうとうとして、20分くらいたったかな、と思ったらまだ「名付けられぬものの名は」のところだった。
「それらの小さなやさしい名が/彼女らを愛に誘うだろうから」のところで意識があるようなないような不思議な状態になることがある。そういう時が最も良く聴けているようでもあり、眠りかけているようでもある。時間の経過と和音を聴き取るスピードが同期してしまうような感覚がある。