ちょうどこのところ気になっている『街路灯』を演奏するということで聴きに行ってみた。
9月23日(土・祝) 第一生命ホール 開演午後2時
指揮:藤井宏樹 ピアノ:浅井道子
『六つの子守歌』は微妙というか、面白いと思えば面白いという演奏。『眠っちゃいけない子守歌』に顕著だけど、多分軽薄さが足りない。3、4、5曲目と鬱陶しい曲が続いた最後が妙に鈍重で、それほどの曲か、と思ったり。
『ファンタジア』は今回初めて聴いた。思いがけず難しそうだったけれども当たり前のようにこなしていた。楽しめたステージ。
『落葉松』は、歌い手側でやや関心が薄かったんじゃないか、という印象。特に『瞳』あたりは上手く曲に近づけていなかったように感じた。
で、『街路灯』。最終ステージにするだけあって最も濃密な演奏。実演に接すると録音から得た印象とはだいぶ違って感じられる。
表現の濃さに見合う曲、見合わない曲があったと思うけれど、全体的には良い演奏会だた。